LINEのテクノロジーパートナー、ミニアプリパートナーであり、飲食店様向けにLINEを活用したサービスを幅広くご提案し、LINEを軸としたDX推進をご提案する株式会社チューズモンスターのこれまでの知見をまとめ、飲食店でLINE公式アカウントを有効活用するためのポイントについて、わかりやすいく解説をさせて頂きます。
飲食店ではLINE公式アカウントを活用することで、お客様との新しいコミュニケーションを通じたマーケティング施策を行えます。
これから飲食店でLINE公式アカウントの活用をしたい運用初心者の方はもちろん、すでに取り組んでいるけどなかなか思うような効果が出ない飲食店の方が施策を見直すことができる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
飲食店様がLINE公式アカウントを運用するメリット・特徴
LINE公式アカウントを飲食店様が運用するメリットや、サービスの特徴として挙げられるのは、アプローチできる顧客層の広さと利用率、そして何よりも圧倒的なメッセージ開封率です。
ここでは、LINE公式アカウントの運用をおすすめする理由として、メリットやサービスの特徴について解説します。
幅広い顧客層へのリピート促進ができる
LINEは、どんな顧客層に対しても使えるタッチポイントとして有効です。
9,500万人という圧倒的なアクティブユーザー数に加えて、男女・年齢の隔てもなく幅広い層から利用されています。
メッセージアプリとして、生活には欠かせない“インフラ”となっているため、他のSNSと比べてもより多くのユーザーに対してアプローチできるでしょう。
メッセージ機能の開封率が高い
従来のメールマガジンと比べてLINEメッセージの開封率が圧倒的に高いです。
メールマガジンの開封率が10%ぐらいというデータもありますが、それと比べると、約7倍の効果を見込むことができます。
さらに、LINE公式アカウントから配信されたメッセージは、ユーザーが受け取って開封するまでの時間が早いという特徴があります。
LINEヤフー社によるアンケートの統計では、「すぐ見る」が20%、「3〜6時間以内に見る」が50%以上、「その日のうちに見る」人は80%と、通知を受けたユーザーのほとんどがその日のうちにメッセージを開封していることがわかります。
飲食店の集客ツールは多様化が進んでいるがこれから注力すべきは?
飲食店の集客ツールは、昨今、多様化が進んでいます。
その背景としては、以下のような理由が挙げられます。
・SNS( Instagram )が普及している
・グルメ予約サイトの集客力が落ちている
・店舗の細かいニーズに合わせたサービスやアプリの台頭
「飲食店を検索する際によく利用する手段」を2020年と2022年で比べると、「グルメ予約サイト」をよく利用すると回答した人は78.9%(2020年)から61.3%(2022年)と減少傾向にあります。
一方、気軽に情報を発信できることから、集客・売上向上のツールとしてSNSを利用する企業や店舗が増え、82.6%が「SNSを活用した集客を行っている」と回答しています。
しかし、集客ツールとして「LINE」を活用している飲食店は8.5%と、未だInstagram、Twitter、Facebookなどに軍配が上がっています。
SNSで新規を獲得して、LINE公式アカウントで囲い込む
SNSを利用した集客というと新規来店の呼び込みや店舗の認知向上などがまずは頭に浮かぶ人も多いかもしれません。
しかし、それだけではいつか頭打ちになる日が来てしまいます。
そこで、大事になってくるのが既存顧客の再来店という集客方法です。
LINE公式アカウントの最大の特徴は、元々のメッセージングアプリとしてのチャットであることが挙げられます。
直接チャットを介してコミュニケーションを取ることができ、一度来店したことがあるお客様に対して、テキストメッセージやクーポンの配布、予約の受付などさまざまなリピート施策を講じることができます。
よく言われているマーケティングの法則でも、新規顧客を獲得するためには既存顧客を獲得する5倍のコストがかかると言われます。
リピーター集客だけで集客を賄えるようになると新規集客にコストも労力もかけなくても良いという理想の姿を目指すことができます。
既存顧客の集客力を高めるツールとして、LINE公式アカウント以上に適しているSNSはありません。
LINE公式アカウントへの取り組みが重要であり、理想に近づけるために注力されている店舗が多いのもうなづけるのではないでしょうか?
LINE公式アカウントの機能と活用のポイント
まずは、「LINE公式アカウント」の基本的な機能を知ってもらい、実際の事例などから活用ポイントについて解説します。
飲食店でLINE公式アカウントの活用を始めている場合でも、いままで知らなかった機能や活用方法を学ぶことができる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
LINE公式アカウントの基本機能
LINE公式アカウンの主な機能は以下の7つです。
メッセージ配信
LINE公式アカウントの友だちに対して直接メッセージを送ることができます。テキストのほかに画像や音声、動画やスタンプによる販促を行うことも可能です。
チャット機能
ユーザーからの問い合わせ対応をチャットでやりとりができます。画像の送信や複数のユーザーとグループチャット対応も可能です。
リッチメニュー
トーク画面に表示できるメニュー機能です。予約やメニュー、地図などユーザーに対して特に見てもらいたい項目を設定することができます。
トーク画面を占有しているため、ユーザーの注目度も高くなります。
LINE VOOM
LINE上にテキストや画像を使った投稿をすることができます。他SNSと同様に「いいね」や「コメント」でユーザーとのコミュニケーションを図れます。
友だちになっていないユーザーにも表示されるため、認知度を拡大する効果も期待できます。
ショップカード機能
店舗で使用できるショップカードを作成し、ユーザーに配信できます。
スタンプを貯めることでお得なクーポンを配布することもできるので、リピーター集客に適しています。
スタンプがゴールに達した場合にはクーポンを渡すなどさまざまな仕掛けを簡単に設定することができます。
LINEコール
ユーザーからLINE公式アカウントに対して通話・ビデオ通話でのお問い合わせを受けられます。
「LINEコール」の着信を設定した任意の電話番号に転送することも可能です。
レポート機能
LINE公式アカウント各機能の利用状況をダッシュボードで分析することができます。現在の値と過去の一定期間を比較表示することも可能です。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントでは3つの料金プランが用意されています。
無料からはじめることができます。また無料プランでも上記でご紹介した様々な機能が全て利用可能です。
メッセージ配信数によってプランを変更でき、利用しやすく、シンプルな料金プランとなっています。
LINE公式アカウント活用のポイント
まずは1にも2にも友だちを集めることです。
そして、集まった友だちに対して、メッセージを配信するわけですが、配信すると一定数ブロックされてしまうということが起こり得ます。
LINE公式アカウントを運用する際は、以下のポイントに気をつけてメッセージの配信等を行うことで無用なブロックを減らし、より効果的に運用することができます。
配信頻度と配信時間
メッセージの配信頻度を間違えてしまうと、ブロックリスクが高まります。目安として月に2〜4回程度の配信にすると、ユーザーと適切な距離を保った配信ができます。
逆に配信期間があいてしまうのも、ユーザーから忘れられてしまう原因になってしまうので、最低月1回は配信するように心がけましょう。
また、深夜や早朝は迷惑に思われてしまうため、メッセージを配信するのは避けましょう。
飲食店の場合、10時~12時と16時~18時のタイミングがユーザーから見てもらいやすい時間帯です。
効果的な初回配信のメッセージ内容
初回配信は、友だち追加してもらったユーザーに対して初めて送るあいさつメッセージです。
この配信内容はすべてのユーザーが目にすることになるので、その後も継続して読みたくなるような文章を意識しましょう。
組み込む要素としては、店舗の自己紹介・今後届く内容・クーポンなどの案内が効果的です。
また、「通知が多いと感じた場合には通知のオフにしてください」というような文言を推奨しているケースもよくみますが、個人的には、せっかく友だちになってもらって、今後様々な配信をしていくツールなのにわざわざ自分から通知をオフにというご案内をするのは少しナンセンスかと感じています。
自信を持ってこれからこんな配信をしていきますというような配信を楽しみにしてもらえるような前向きな言葉をおすすめします。
配信内容と、次のアクションの誘導
少しテクニックをお伝えします。
配信の内容としては、クーポンやキャンペーン、お店のお知らせなど一方的になりがちですが、毎回毎回同じようなお知らせだと飽きられてしまいます。
たまには、豆知識やお役立ち情報、飲食店で言えばレシピを公開したり、そういった情報をクイズ形式にしたりと、LINEならではの双方向性を意識し、お客様も気軽にチャットで返信したり参加できるような配信をしてみることをおすすめします。
このように、「返信をする」であったり、そのメッセージを読んだ後、「予約注文を受け付ける」「電話を掛けてもらって予約してもらう」などお客様に具体的に次にどのようなアクションを起こして欲しいかを考え、その導線を作ることも大事になります。
そして、そのためには、お店のお知らせ等の万人受けのメッセージよりも、あるお客様を思い浮かべて、このお客様はこのメッセージを読んだら、必ず、この行動を起こしてくれるだろうなぁというぐらいに尖らせて送った方が、結果的には反応率が高いと考えます。
飲食店様のLINE公式アカウント運用における落とし穴
人手不足を感じている飲食店は実に84.1%と言われるほど慢性的な課題となっています。
人手不足が飲食店のLINE公式アカウント運用において、どんな落とし穴になっているでしょうか?
担当者がいない・時間がなくて運用できない場合が多い
LINEは能動的に顧客に対してアプローチするためのマーケティングツールなので、企業・店舗側から動かなければ効果を発揮できないことが多くなってしまうデメリットがあります。
専任の販促担当者・マーケティング担当者がいない場合は、配信メッセージを考える時間、設定する時間を取れないことも多いでしょう。
運用を効果的にするためにはノウハウが必要
LINE公式アカウントで効果的な運用するためには、上記にも少し記載しましたが、さまざまなノウハウが必要です。
適切な配信・運用をできなかった場合、せっかく獲得した「友だち」からブロックされてしまう可能性が高くなります。
大切なのは、友だち登録してくれた人がもらってうれしい情報、求めているニーズを把握して的確なコンテンツを提供することです。
3吹き出しまでが1通として送ることができますが、画像の使い方や一文目の書き方など細かなテクニックで開封率や反応率が変わってきます。
実は奥が深いのです。
飲食店のLINE活用方法(応用編)
基本機能だけでも様々な機能があり、無料のプランから全て利用が可能ですが、基本機能だけではできないこともオプションとして以下の機能を追加することによって、LINEをさらなるマーケティング施策として活用することができます。
友だち追加広告
Webの管理画面から「友だち追加」を促す広告を簡単に出稿できます。
手動入札の場合は友だち追加ごとの最低入札価格が50円、自動の場合は友だち追加ごとの最低入札価格が75 円です。
1人友だち獲得あたりの単価(CPF)は、平均100円~400円となっています。
LINEで予約
LINE公式アカウントから店舗への来店予約ができるようになります。
メッセージ配信の内容やプロフィールから予約フォームに遷移させることができるため、より直接的な来店の案内を可能にします。
Messaging API
API(拡張機能)を活用することで店舗とLINEユーザーのコミュニケーションをより円滑にすることができます。
1対1のグループトークやさまざまな状況に合わせたメッセージタイプを利用することで、ユーザーに対してより効果的にアプローチが可能です。
LINEミニアプリ
LINEミニアプリは、LINE上で構築することができるウェブアプリです。
ユーザーは新たにアプリのインストールをしなくても、LINE上で便利な機能・サービスを利用できるため、さまざまな企業にて導入されています。
LINEミニアプリでは、ユーザー体験を向上することができるようなカスタム機能を追加できます。
飲食店で導入することで、店舗の工数削減やリピーター集客などに効果的です。
上記の落とし穴で触れた、知見や担当者が不足している企業様でも、LINEミニアプリや、拡張機能を入れることでそこを補完することが可能です。
飲食店のリピーターを増やす!LINEミニアプリの機能と活用シーン
ここでは、飲食店で活用できるLINEミニアプリの主な機能や実際の対費用効果と集客イメージを解説します。
友だちを増やすのに役立つミニアプリ
モバイルオーダー(店内)
バイルオーダーは店内のQRコードを読み込むことで、テーブルからの注文ができるようになります。
店員がわざわざ注文を取りに行くための手間や時間が必要なくなるので、人件費の削減やコロナ禍で求められる非接触化を実現することもできます。
また、ユーザー毎の注文履歴を取得・活用することやPOSレジとの連携ができる場合もあるため、店舗のサービス向上にも役立ちます。
来店予約/順番待ち/呼び出し通知
店舗に訪れるお客様の事前予約や順番待ち、呼び出し通知もLINEミニアプリで対応可能です。
飲食店のお客様から敬遠されがちな「待ち時間」の煩わしさを解消することができるため、お客様の取りこぼしを減らすことにつながります。
集めた友だちに対して行動を促すミニアプリ
会員証ミニアプリ
LINEミニアプリに登録したユーザーに対して、スタンプカードやポイントカードを付与することができます。
ユーザーは来店時・会計時などにQRコードを読み込むだけで、スタンプやポイントを集められます。
一定のスタンプやポイントが集まったユーザーに対して、お得なクーポンを配信することも可能です。
また、ユーザー毎の来店回数やポイント状況に合わせたメッセージを行動履歴などの情報を元にセグメント配信をすることで、効率的に、「また来たい」と思わせる運用が可能になります。
テイクアウト・デリバリー
テイクアウトやデリバリーの事前注文・事前決済を行うことができるようになります。
お客様を待たせることなく商品の受け渡しができ、店員との接触も最小限に留めることができます。
トーク画面のリッチメニューからオーダーを受け付けることもできるので、メッセージ配信と併用すればテイクアウト・デリバリーの注文数の向上にも役立つでしょう。
LINEミニアプリを利用した場合の対費用効果・集客イメージ
ここからは、実際にLINEミニアプリを飲食店で導入した場合の集客コストや売上増加のイメージなど、対費用効果について解説していきます。
LINEミニアプリや、拡張機能はLINEヤフー社が認定したものがこちらのページから見ることが可能です。
LINE認定ミニアプリ:
拡張機能:
https://line-marketplace.com/jp
アプリを1から構築すると数百万円かかりますが、すでにいくつものパッケージがサブスクサービスとして出ていますので、数千円〜数万円の月額だけで利用が可能です。
使い方次第で、圧倒的な費用対効果を発揮できます。
またLINEミニアプリの場合は、ミニアプリを開いてもらうだけで友だち登録がされますので、お客様にとっても便利な機能があるミニアプリですので、しっかり利便性を訴求してQRコード読み込みを促すだけで効率化が図れます。
まとめ
LINEは、国内の圧倒的なアクティブ数によってあらゆる顧客層にリーチ可能なSNSです。
新規の集客力という弱点はありますが、既存集客の施策として上手に活用することができれば、コストパフォーマンスに優れたマーケティング施策として売上を支えてくれます。
大切なのは、お客様のニーズをしっかり把握し、適切な機能や情報提供をしていくことです。
そうすることでお店のファンとなってくれる顧客が増え、売上の基盤となってくれます。
飲食店のLINE公式アカウント運用にはさまざまなノウハウが必要なので、企業・店舗に運用できる人材がいない、運用できる時間がないと感じたら、ぜひ「スマホスタッフDX for フードビジネス」パッケージで解決のご提案をさせて頂きますのでチューズモンスターにご相談ください。
LINEミニアプリ「常連くるみちゃん」を中心した弊社パッケージでは、スタンプカードやクーポンの利用状況だけではなく、お客様のすべての行動履歴や注文履歴をもとにLINEのメッセージ配信を自動で行うことができます。
集客施策にあてる時間がない、LINE公式アカウントの活用を進めたいけどノウハウがないといった企業・飲食店様におすすめのツールとなっております。
チューズモンスターが提案する「スマホスタッフ DX for フードビジネス」では、リピート率を劇的にUPしていくためにシステムの提供のみに留まらず、専属のカスタマーサクセスが並走しながら運用をサポートいたします。
↑ 詳しくは画像をクリックしてご確認ください! ↑
ぜひお気軽にご連絡ください。