CRM 2024.04.02

飲食店がスタンプカードを導入するメリット・デメリット

飲食店がポイントカードを導入するメリットデメリットを解説!

このテキストでは、飲食店経営者が直面するポイントカードシステムの導入に関する疑問や不安を解消し、各システムの特性を活かした運用方法を提案します。

 

さまざまなポイントカードシステムの特徴や、それぞれの利点と欠点を掘り下げて解説します。

 

これを参考に、ご自身の事業にマッチしたシステムを選択し、導入の検討に役立ててください。

 

 

ポイントカード or スタンプカード?

 

ポイントカードは支払い金額に応じてポイントを獲得し、ポイントを1P=1円で利用できたり、一定数ポイントが貯まると特典を受けることができるプロモーションサービスです。

 

 

一方のスタンプカードは、会計金額や来店回数などに応じてスタンプが付与され、スタンプが一定数貯まると特典を受けることができる販促サービスです。

 

 

スタンプカードに関しては、こちらの記事でまとめていますので、こちらもご参考にご覧ください。

 

 

ポイントカードの発行方法

 

さらに、簡単にポイントカードと言っても、物理的なカード形式と、WEBやアプリ上で管理するデジタル形式があります。それぞれの形式によっても特性が異なりますので、それらの違いにも注目しながら検討しましょう。

 

 

ポイントカード(物理カード)

 

ポイントカード(物理カード・共有ポイント)

 

ポイントカード(デジタル)

 

 

それぞれ特徴を下記に記載していきます。

 

特徴を把握した上で、自店舗での運用に合いそうかを是非とも考えてみてください。

 

 

ポイントカード(物理カード)

 

店舗で発行や管理を行う店舗独自のポイントカードには、様々なメリットが存在します。

 

カードデザインや特典に関して自由度が高く、他店との差別化もできます。また、顧客情報を店舗で管理できるため、詳細な顧客情報を元にしたアプローチを可能にします。

 

その一方で、ユーザーからすれば特定の店でしか使えないポイントカードというのは使用するメリットを感じることが難しく、発行して使い続けてもらうまでのハードルが高くなってしまいます。

 

紙のカードであれば、デザインソフトを使用して自作をすることができます。
デザインソフトを使いこなすのが難しい場合は、Wordを使用してシンプルなデザインのものを作ったり、WEB上にある無料のテンプレートを検索し、ダウンロードして使ったりするのもよいでしょう。

 

費用面に余裕があり、凝ったものを作りたいという場合は印刷会社に依頼することも可能です。

 

ポイントカード(物理カード・共有ポイント)

 

多数の店舗で利用できる共通ポイントカードとしては、代表的な例で言うと、「Tポイントカード」や「Pontaカード」などが存在します。

 

共通ポイントカードに加盟すると「このポイントカードが使えるからあの店を利用してみよう」という動機付けにより、加盟している店舗同士で相互送客できるメリットがあります。

 

その一方で、共通ポイントカードは還元率や特典などが決められているため、店舗ごとに独自性のあるサービスを提供するのは難しいというデメリットがあります。

 

また、相互送客している以上、自分の店舗で貯めたポイントを他店で使われてしまうケースも当然存在します。

 

ポイントカード(デジタル)

 

紙やプラスチックの物理ポイントカードの場合は、誰でも気軽に作成できるというメリットがある反面、顧客の素直な気持ちとしては、「財布がかさばる・・・」というのが本音です。

 

そのため、破棄したり、紛失したり、持ってくるのを忘れたり……といったことが起こりがちです。

 

ポイントカードの紛失や持参忘れが起こると、本来あるはずの再来店の促進効果が薄まってしまう他、再発行したり、情報を検索してシステムからポイントを付与したりというような余計なオペレーションが増えたりします。

 

このような「紛失されやすい」「忘れられやすい」といったデメリットを解決するために、お客様のスマホ上をポイントカードとするイメージです。

 

お客様は財布も嵩張らず、お店としてもスマホを忘れる方は少ないため、無駄なオペレーションを増やすことなく、本来のポイントカードに求める効果はそのまま発揮できるのです。

 

物理カードとアプリの比較

ポイントカード導入のメリット

 

この項目では、飲食店がポイントカードを導入することで得られるメリットを、大きく分けて3つ紹介します。
自社の課題を解決できるメリットがないか、しっかり確認してください。

 

リピーターの増加

 

飲食店にとってリピーターは経営の持続性にとても大事な要素になります。

 

ポイントカードを上手く活用すれば、お客様に「せっかくだからポイントの貯まる店にしよう」「ポイントが貯まっているから使わないと勿体ない」という気持ちが生まれ、再来店のきっかけを作ることができます。

 

顧客情報の収集

 

デジタルポイントカードを使用することで、顧客の購買傾向や来店頻度などの貴重なデータを収集できます。

 

このようなデータを活かしてマーケティングに成功すれば、ポイントによる特典以外にも店舗の魅力を伸ばすことに繋がります。

 

差別化の促進

 

飲食店は多くの店舗があり、消費者にとって選択肢が多数存在するため、極めて競争の激しい状態にあると言えます。

 

勝ち残るためには、店舗は独自性を打ち出す必要があります。

 

ポイントカードを駆使して独自のクーポンや特別キャンペーンを提供することで、他の多くの店舗と差をつけることができれば、お客様にその店ならではの特別な価値を提供し、常連客へと変える可能性を高めることができます。

 

独自の報酬システムや特典を設定することで、競合他店との差別化を図れます。

 

 

ポイントカード導入のデメリット

 

ポイントカードを導入する際には、当然デメリットも発生してしまいます。
この項目ではデメリットを紹介するので、導入した場合どのようなカバーが必要かを考える材料としてください。

 

運用コストの発生

 

物理カードの製作やデジタルシステムの維持にはコストがかかります。

 

また、ポイントはお会計時に利用できたり、貯まったポイントに応じてサービスを提供したりと、ユーザーに還元するための原資が必要となります。

複雑な管理作業

 

ポイント制度を維持するためには、適切な管理システムと運用体制が必要です。

 

ポイントカード発行の促進や顧客情報の管理などの大きな業務が増えるのはもちろん、毎日の業務にポイントを付与する作業が増えます。
混乱や不満を招かないためにも、運用の開始は事前に伝え、オペレーション教育を徹底し、社内体制を整えたうえでスムーズに運用できるようにしましょう。

 

顧客の負担感

 

物理カードは顧客にとって財布のかさばりとなり、持ち歩きが面倒になる可能性があります。

 

利用時に毎回提示することもお客様の負担となるので、それ以上のメリットを感じてもらう必要があります。

 

 

デジタルポイントカードがおすすめの理由

 

ポイントカードを作るにあたっては、「紙など物理カードで発行すべき?それともデジタル?」と悩むこともあるでしょう。

 

新たにポイントカードを発行するなら、デジタルがおすすめです。

 

ここでは、ポイントカードのデジタル化をおすすめする理由を3つ紹介します。

 

顧客にとって利便性が高い

 

スタッフや店舗側にとってもメリットが多い

 

集まった顧客情報をもとに、集客や販促が可能

 

顧客にとって利便性が高い

 

 

ポイントカードのデジタル化をおすすめする理由の一つ目は、顧客の利便性が向上するからです。

紙などの物理ポイントカードの場合、顧客はカードを財布に入れて持ち歩き、会計時に取り出して提示するという手間がかかります。

 

しかし、デジタルのポイントカードなら、スマホを提示するだけで良いため、負担を軽減することができます。

 

利便性が高いと、より多くの顧客に利用してもらえるというメリットがあります。

 

スタッフや店舗側にとってもメリットが多い

 

ポイントカードのデジタル化すると、スタッフや店舗側にもメリットがあります。

 

スタッフは、お客様のカード紛失により再発行手続きや、持ってくるのを忘れた方に後日レシートの提示してもらいポイント付与をしたりという本来必要のなかった業務が増えるということが激減します。

 

また、デジタル化することでデータが見える化され、特典や報酬の予算組がしやすく、また効果の検証も正確にできるようになります。

 

店舗を持続的に繁栄させるためには、感覚ではなく、実際の数字をもとに判断することは重要な要素ではないでしょうか?

 

集まった顧客情報を元に、集客や販促が可能

 

顧客情報を収集・蓄積できることも、ポイントカードのデジタル化をおすすめする理由の一つです。

ポイントカードをデジタル化すると、顧客情報とポイントカードを紐付けて管理することができます。

また、同時に顧客とデジタル接点を築くことができるのです。

 

顧客の属性や来店頻度、購入金額などをまとめて管理することができ、かつ接点を持つこともできるため、顧客情報を今後の集客に役立てることも可能です。

 

顧客情報をもとに、プッシュ通知やメッセージ配信などでアプローチをかけられるようになるため、再来店をより効果的に促進できるようになります。

 

例えば、「雨の日はポイント2倍」というプッシュ通知を送るなど、リアルタイムに集客できることは、ポイントカードをデジタル化する大きな利点です。

 

デジタルポイントカードの作成方法・選び方

 

 

ここまでお読みいただき、ポイントカードを紙ではなくデジタルポイントカードにした方が良いと思っていただけた方も多いのでないかと思います。

 

それではデジタルポイントカード発行するにはどうすれば良いのでしょうか?

 

デジタルのポイントカードの主な作り方を3つ紹介します。

 

自社でアプリを開発する

 

アプリ開発会社に依頼する

 

ポイントカードサービスを利用する

 

自社でアプリを開発する場合は、コストを抑えることが可能ですが、それにはアプリ開発のためのリソースが必要になります。

 

アプリ開発会社に依頼する場合は、希望する機能を備えたポイントカードアプリを開発する上で最も信頼性が高い方法とされていますが、その分、コストも高額になりがちです。

 

一方で、ポイントカード作成サービスを利用する方法は、上記の独自開発と比べてカスタマイズの自由度は低くなるかもしれませんが、コストを抑えながらも高い利便性を持ったポイントカードアプリを手軽に導入できるため、有効な選択肢と言えます。

 

アプリよりLINEミニアプリがおすすめの理由

 

ポイントカードのデジタル化が主流になりつつある今、上記にも挙げましたが色々なポイントカードサービスがあります。

ネイティブアプリとLINEミニアプリ比較

 

アプリが一般的に主流ですが、アプリの場合は、インストールしたりするログインのパスワード設定などがめんどくさいという不満があります。

 

そこでアプリの課題を解消できるのがLINEミニアプリであり、LINEミニアプリを使ったポイントカードをおすすめします。

 

面倒なダウンロードやログインもなく、会員登録→会員証発行まで1分でできる簡単さも売りです。

 

弊社では、LINEミニアプリを使ったポイントカードを作成できるサービス「リピーターがどんどん増えるデジタル会員証LINEミニアプリ 常連くるみちゃん」を提供しています。

 

 

常連くるみちゃんスクショ

 

 

常連くるみちゃんのポイントカードを活用した集客のコツ

 

弊社の常連くるみちゃんを実際に効果的に活用いただいている飲食店様のポイントカードを活用術をご紹介させていただきます。

 

ポイントカードを活用した集客のコツが分かれば、最適なポイント特典を立案することができると思いますので、ポイントカードの効果を最大限に活かせるよう、この項目を参考にしてください。

 

会員登録特典で500P付与!

 

いくら便利なデジタルポイントカードでも利用を促さなければ、お客様が自分からわざわざ登録してくれることは少ないです。

 

スタッフさんの声掛けはとても重要になります。

 

そこで次回から使える(または今回すぐ使える)500Pを会員登録のお礼として付与するようにして声掛けをしやすく、また登録をしてもらえるきっかけとして利用します。

 

レジ前でアプリインストール・アプリ登録などでレジが混んだりして勧めにくいという環境もよく見かけますが、LINEミニアプリであれば1分で簡単に登録できるということも一緒に訴求して登録を促せます。

 

毎日10ポイントのログインボーナス!

 

ユーザーにリピートしてもらう上で実は一番大事なのは思い出してもらうことです。

 

そういう意味でもお客様との接点を持つことは重要であり、そこもデジタルポイントカードにするメリットです。

 

ただ、店からプッシュ配信しなくても、店に行かなくても、毎日お店の会員証を開くだけで10Pのログインボーナスを設定します。

 

毎日1回思い出して貰える。貯まったポイントはいつか使うために店に来て貰える。

 

という再来店を獲得するための仕掛けを作っています。

 

 

ログインボーナスポイント

 

 

ポイントの還元率は1〜5%とランクごとに設定

 

還元率が低いとユーザーのモチベーションが下がり、高いと店舗の利益率が下がってしまうため、何%が丁度いいのかというのは難しい問題です。

一般的には、飲食店であれば5%が還元率の目安とされています。

 

累計金額や、来店回数によってランクアップ制度を設定し、ロイヤルカスタマーには、高い還元率を設定するのも有効です。
新規ユーザーが次のランクを目指すためのモチベーションを作るようにランク制度も有効活用しています。

 

会員様限定のメニューを設定

 

モバイルオーダーと連携し、会員登録した人しか表示しない、会員様限定メニューを用意し特別感を演出しています。

 

非会員の新規ユーザーはそれを見て会員制度があることを知り、そのメニューが気になることで会員登録作業への動機付けになっています。

 

データを活用したセグメント配信・自動配信

 

デジタル化することで、顧客データと来店履歴・喫食データを紐づけることができます。

 

このデータを元にセグメントを作って、最適なメッセージを送付することでメッセージ開封率や反応率を劇的に上げることができます。

 

例えば、お酒を飲まない人にメガジョッキにサイズアップキャンペーンのご案内を送っても反応されませんが、直近でハイボールを注文したお客様だけにご案内をすることができ、また、事前に設定しておくことで自動での配信までできるので、スタッフさんの業務を増やすことなく、リピーターの獲得に繋げています。

 

 

 

まとめ

 

ポイントカードを作成するメリット・デメリットや、ポイントカードはデジタル化がおすすめの理由、具体的な作り方などを紹介しました。

 

ポイントカードは、顧客満足度の向上、再来店の促進に効果的なことから飲食店でぜひとも取り入れたい集客施策の一つです。

 

特に最近では、スタンプカードやポイントカードのデジタル化が進んでおり、顧客情報を収集できたり顧客に直接アプローチできたりと、デジタル化することでさらに高い集客効果が期待できます。

 

本記事で紹介した内容をぜひご参考いただき、自店舗に合った方法でスタンプカードを作成してみてはいかがでしょうか?

 

デジタル会員証 LINEミニアプリ

 

 

常連くるみちゃんなら、最短2週間でLINEミニアプリのポイントカードを導入することが可能です。

更にお店のクーポン情報や新メニューの情報をLINE上で配信することもできるので、ポイントカードにプラスアルファの価値が欲しい方は是非ともご検討ください。

 

チューズモンスターが提案する「スマホスタッフ DX for フードビジネス」では、リピート率を劇的にUPしていくためにシステムの提供のみに留まらず、専属のカスタマーサクセスが並走しながら運用をサポートいたします。

 

 

 

 

ぜひお気軽にご連絡ください。

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